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5/28~29 大分 S2大島丸実習
今回は2年生の実習ですね。
そうだね。
1年生の時は船に慣れてもらうことを目的とした実習だったけれども、
今回はそこから少しステップアップしてもらった実習をしてきたよ。
と、言いますと?
3年になれば、デッキ(航海コース)とエンジン(機関コース)に分かれて専門的な
分野の学習と実習に踏み込んでいくから、未だ迷っている学生には自分がどちらの道に進みたいのか明確にするために難度の高い実習に取組んでもらったんだ。
なるほど。
将来に直結する部分ですものね。
それに進むコースが決まっている学生には、興味津々の実習です。
だから、実習中にどこが気になったか、面白かったかを要所要所で確認していたんだ。
自分の人生にかかわる大きな分岐点ですもの、真剣に取組みます。

今回の実習方針を指示される

本航海の行先大分港住吉公共埠頭6-D岸壁
1年生の時よりもステップアップした内容はどんなものだったのですか?
デッキでは各班(11人単位)、半日ずつ船橋で航海当直をとってもらった。
操舵を担当したり、テレグラフ(主機操作ハンドル)操作や航海中における海象や気象等航海するにあたって影響のある要因について実習したよ。

操舵訓練のようす

計算盤を使って真風速を算出中
航海直の裏側の実習では、作業編として出入港時のスタンバイ要領のうち、
ウインチ(甲板機)の取扱いやホーサーワーク、現場で工具取扱い実習を行ったよ。

船尾のデッキでホーサーワーク中

4年生実習でも行うボルト締め作業
デッキパートで航海当直は外せない内容ですし、甲板部職員として将来大型船舶に
乗り込む時の醍醐味ですから、これは進路選択で甲板部を選ぶ要素としては大きな
ウエイトを占めていそうですね。
内航船では少数精鋭で船を動かしているので、エンジンバートが出入港作業で
スタンバイに入ることもあるのでマストになりそうです。
工具の取り扱いに関してはエンジン寄りな感じもしますけど…。
一度沖に出れば機器が故障しても、サービスマンは来てくれない。
船乗りはある程度何でもできなければならない。
だからこそ工具の取扱いに慣れておく必要があるんだ。
確かにそうですね。
そう言われると納得です!
エンジンにお願いする場面もあるものの、自分たちで出来るとことはやるべきだね。
船乗りって何でも屋さんなんですね
なにより、広く浅く知っておくことが必要なんだよ。

運転中の機器横で仕組みを聞いているようす

次は休止機を実際に触ってみる
続いてはエンジンルーム内ですか?
そうだね。
エンジンでは機器の配置と名称、発電プラント運転についての実習を行ったんだ。
大島丸は電気推進船だから主機はモーターになる。
エンジニアが管理しているのは発電機ということだ。
ということは、これが発電機ってことですね。
今は何を見ているんですか?
圧力計を見ているところだね。
この他にも色々なインジケーター(表示器)が設置されているから、
実践実習そのものだ。
こうやって現場で機器の配置を覚えてもらうということも併せてやっているよ。
デッキの実習よりきっちり覚えることが沢山ありそうです。
確かにそう見えるかもしれないね。
デッキは、その時の状況に合わせて仕事をすることが多くてセンスが問われる場面が増える。
いわば、ケースバイケースで動くことが多発する部署。
エンジンはそれとは反対に問題なく機械が動いているか、異常がないかといった
マニュアルを主としていることが多い部署で、黙々と作業にあたっているイメージが
わかりやすいかもしれない。
そう聞くと、今度はデッキが難しそうに思います。
どちらの部署も楽ではないよ。笑
でも、みんな最初からできるわけじゃないしできるようになるために今実習をしているんだ。
だから苦手意識は持たないでもらいたいな。
最初に指導された、何がしたいかで進路を選択する理由ですね。
そうだね。
人生の選択でこんなチャンスは滅多にないよ。

2日目の朝は体操後反対パートででの実習開始

破顔一笑朝ごはん
人生の針路を良い方向へ向けれるような実習になっているといいですね。
後期の実習では、自分の針路を定めて突っ走ってもらいたい。
